ICカード
ICカードとは、記憶媒体として IC(integrated circuit = 集積回路)チップを組み込んだカード。
従来の磁気ストライプに代わるものとして利用されている。
約80字分の情報しか収めることができなかった磁気ストライプに対して、ICカードは大容量のマイクロチップにより約8000字分の情報を記憶できるうえ、情報の書き換えも可能。
但しコスト的には高い。
また、磁気ストライプに比べて、セキュリティ面で優れている。
第三者によるデータの読取りや検索が困難で、暗証番号の複雑化も容易であることから、変造・偽造などが困難である。
ICカードは世界各国で多方面での実用化が進んでいる。フランスで1975年に開発されたのが発端。
日本でのICカードの利用は、銀行のキャッシュカードやクレジットカード、電子マネーなどに導入・移行が進められている。
ICカードには、接触型(接触式)ICカードと、非接触型(非接触式)ICカードがある。
接触型(接触式)ICカードは、読取装置に差し込んで使うカードであり、非接触型(非接触式)ICカードは、装置に近づけるだけで差し込む必要がない。
非接触型(非接触式)ICカードは交通系を中心に導入が進められている。
参考:
ICカード ⇒ 英訳 : integrated circuit card
[ クレジット金融用語一覧 , クレジット金融用語あ行 ]